これから、NHLファンのためのチーム解説を始めます!
本来であればディビジョンごとに進めていければ綺麗なんですが、僕が運営するブログである以上、このチームを最初に持ってこないわけにはいかない!
ということで、記念すべき第1回目は、ゴリさんが愛してやまないニューヨーク レンジャーズ (New York Rangers) についてです!
基本情報
ニューヨーク レンジャーズは、アメリカのニューヨーク州ニューヨークに本拠地を置くチームです。
本拠地は世界で最も有名なアリーナと言われるマディソン スクエア ガーデンで、NBA(ナショナル バスケットボール アソシエーション)のニューヨーク ニックスと共有しています。
ニューヨーク都市圏には他にもニューヨーク アイランダーズとニュージャージー デビルズが本拠地を置いており、両チームとレンジャーズは激しいライバル関係にあります。
ニューヨーク レンジャーズの基本情報は以下の通りです。
所属カンファレンス | イースタン カンファレンス |
所属ディビジョン | メトロポリタン ディビジョン |
創立年 | 1926年 |
ホームタウン | ニューヨーク州 ニューヨーク |
ホームアリーナ | マディソン スクエア ガーデン |
チームカラー | 青、赤、白 |
プレーオフ優勝 | 4回 |
レギュラシーズン1位 | 3回 |
チームの歴史
ニューヨーク レンジャーズは1926年、テックス リッカードさんによってオリジナル6の一角として誕生しました。
1928年にアメリカのチーム初のスタンレーカップを獲得し、さらに1933年、1940年にもプレーオフを制するなど、創設初期は栄光時代を築きました。
1940年代から1960年代にかけてはプレーオフになかなか出場できない低迷気を迎えますが、1980年代から1990年代の初期にかけてチームを再建し、1994年に54年ぶりのスタンレーカップを獲得。
優勝メンバーであるマーク メシア選手、ブライアン リーチ選手、アダム グレイブス選手、マイク リクター選手は、今でもファンの間で英雄として語り継がれています。
その後再び低迷期に陥りますが、2006年、スウェーデン人ゴーリーのヘンリク ランドクヴィスト選手の入団により状況は一変します。
2006年から2017年の12年間で11度のプレーオフ進出を果たし、2014年には20年ぶりのスタンレーカップ ファイナルへ進出!
惜しくもロサンゼルス キングスに敗れて優勝とはなりませんでしたが、翌2015年にも21年ぶりとなるプレジデンツ トロフィー(レギュラーシーズン1位に与えられるトロフィー)を獲得しました。
ちなみに、僕は2年間ニューヨーク、ボストンに留学していましたが、それがちょうど2014年から2016年でした。
レンジャーズファンになった直後に、幸運にもファイナル進出、プレジデンツトロフィー獲得のシーズンを目の当たりにすることができたスーパーラッキーボーイです。
レンジャーズ20年ぶりの大躍進は、実はゴリさんのおかげなのでは?ともっぱらの噂です。
現在は再び再建期に入っているレンジャーズ。
しかし、将来有望な数多くの若手選手が成長しており、2020年コロナによる中断までプレーオフ争いを繰り広げていました!
黄金期の訪れは間近です!
ホームタウン
レンジャーズの本拠地であるマディソン スクエア ガーデンは、ニューヨーク州ニューヨーク市のマンハッタン中心部に位置します。
言わずと知れたアメリカ最大の都市であり、世界の流行の発信地と言われています。
セントラルパークや自由の女神といった有名観光地や、ブロードウェイやスポーツ観戦に代表されるエンターテインメントが充実し、5番街には世界中の有名ブランドの旗艦店が軒を連ねます。
NHLのアメリカ本社やNHLストアもあり、旅行するにはもってこいの都市です!
近年の成績
レンジャーズの直近5年間の成績は以下の通りです。
シーズン | ディビジョン内順位 (8チーム中) | プレーオフ結果 |
2015−2016 | 3位 | ファーストラウンド敗退 |
2016−2017 | 4位 | セカンドラウンド敗退 |
2017−2018 | 8位 | 進出できず |
2018−2019 | 7位 | 進出できず |
2019−2020 | 7位 | 出場権獲得ラウンド敗退 |
近年はプレーオフに進出できない厳しい状況が続いていますが、これはチーム再建のために高給取りのベテラン選手を放出し、将来性のある若手選手を積極的に獲得したことによります。
特に2019年はドラフト全体2番目、2020年はドラフト全体1番目の指名権を勝ち取り、再建は完了しつつあります!
これからやってくるであろう黄金期が楽しみでなりません!
注目選手
最後に、ニューヨーク レンジャーズで注目すべき選手を、フォワード3人、ディフェンス2人、ゴーリー1人の計6人紹介します!
フォワード
アルテミ パナリン(Artemi Panarin)
誕生日 | 1991年10月30日 |
身長 | 180cm |
体重 | 77kg |
ポジション | レフトウィング |
スティック | ライトハンド |
背番号 | 10 |
国籍 | ロシア |
まずは押しも押される大エース、パナリン選手です!
高い得点能力とパスセンスを兼ね備えた万能フォワードのパナリン選手。
2019ー2020年シーズンは、69試合で32ゴール、63アシスト、95ポイントの大活躍で、ポイントランキングはリーグ第3位の堂々たる成績を残しました。
圧倒的な実力もさることながら、そのお茶目さも大きな魅力。
得点後に見せるハイキックのパフォーマンスにも注目です!
ミカ ザバネジャド(Mika Zibanejad)
誕生日 | 1993年4月18日 |
身長 | 188cm |
体重 | 98kg |
ポジション | センター |
スティック | ライトハンド |
背番号 | 93 |
国籍 | スウェーデン |
続いて紹介するのは、頼れるチームの司令塔、ザバネジャド選手!
2019−2020年シーズンは怪我により最初の1ヶ月を丸々欠場したものの、その後は破竹の勢いでポイントを量産。
キャリアハイの41ゴールを記録しました。
延長戦での決勝ゴールを含む5得点を挙げた3月5日のワシントン キャピタルズ戦は、レンジャーズの年間ベストシーンとして多くのファンを興奮の坩堝に叩き込みました。
攻撃面だけでなく、守備面でも優れた能力を発揮するザバネジャド選手。
オフアイスではサッカーやDJも楽しむなど、非常に多彩な彼から目が離せません!
カーポ カッコ(Kaapo Kakko)
誕生日 | 2001年2月13日 |
身長 | 191cm |
体重 | 90kg |
ポジション | ライトウィング |
スティック | レフトハンド |
背番号 | 24 |
国籍 | フィンランド |
フォワード3人目は、2019年にデビューしたカッコ選手です!
ヨーロッパ最高の若手選手との呼び声が高かったカッコ選手。
2019年のドラフトで全体2位でレンジャーズに指名され、1年目からトップチームでプレーしました。
彼の魅力は、高いパックポゼッション能力!
巧みなスティックハンドリングと優れたボディバランスでパックをキープし、多くのチャンスを作り出しました。
1年目は66試合で10ゴール13アシストの23ポイントと、スコアリング成績こそ目を見張るものではありませんでしたが、スターの片鱗は随所に見せつけてくれました!
NHLでフルシーズンを経験し、2020−2021年シーズンはさらなる飛躍が期待されます!
ディフェンス
アダム フォックス(Adam Fox)
誕生日 | 1998年2月17日 |
身長 | 180cm |
体重 | 82kg |
ポジション | ディフェンス |
スティック | ライトハンド |
背番号 | 23 |
国籍 | アメリカ |
ディフェンスの1人目はアダム フォックス選手です!
彼も2019−2020年シーズンにデビューした、ハーバード大学出身の文武両道の若手選手です。
フォックス選手はディフェンスながら攻撃力も高く、ルーキーイヤーにも関わらず8ゴール、34アシストの42ポイントを挙げました。
これは、リーグのルーキーのディフェンス選手の中で3番目の成績です。
レンジャーズのディフェンスは長い間大きな弱点と言われていましたが、フォックス選手の台頭により解消されつつあります。
来シーズンの活躍が大いに楽しみな選手です!
トニー デアンジェロ(Tony DeAngelo)
誕生日 | 1995年10月24日 |
身長 | 180cm |
体重 | 83kg |
ポジション | ディフェンス |
スティック | ライトハンド |
背番号 | 77 |
国籍 | アメリカ |
ディフェンスの2人目はトニー デアンジェロ選手です!
彼もまた攻撃に秀でたディフェンスであり、昨シーズンに記録した15ゴール、38アシストの53ポイントはNHLのディフェンス選手中4位の好成績でした。
デアンジェロ選手はその視野の広さとプレーをコントロールする能力が評価され、パワープレーでもトップのユニットで起用されました。
ディフェンスとしては小柄なこともあり、守備面ではまだまだ成長の余地が大きいデアンジェロ選手。
安定した守備力が加われば、敵チームにとってさらなる脅威となること間違いなしです!
ゴーリー
イゴー シャスターキン(Igor Shesterkin)
誕生日 | 1995年12月30日 |
身長 | 185cm |
体重 | 83kg |
ポジション | ゴーリー |
キャッチハンド | 左手 |
背番号 | 31 |
国籍 | ロシア |
最後に紹介するのは、これまたルーキーのシャスターキン選手です!
注目選手にルーキーが多いことからも、レンジャーズの将来有望さがよくわかりますね。
ゴーリーは言わずと知れたチームの顔、ランドクヴィスト選手がいるのですが、残念ながら全盛期を過ぎてレンジャーズ退団の噂が…。
ということで、実力、将来性ともに抜群のシャスターキン選手をピックアップします!
シャスターキン選手は世界で2番目のリーグであるKHLのロシアのチームでプレーしていましたが、2019−2020年シーズンから戦いの舞台を北米に移しました。
シーズン序盤は下部組織で試合に出ていましたが、そこで圧倒的な成績を残しトップチームであるレンジャーズへ合流。
試合出場は12試合にとどまりましたが、10勝2敗と素晴らしい成績を残しました!
彼の凄さは正確なポジショニングと力強いスケーティング、そして何より冷静さです。
常にパックに正対してプレーできるので、難しいシュートもシンプルに止めてしまいます。
そして、シュートを受ける際の体勢が整っているので、リバウンドコントロールも非常に上手です。
昨シーズンは終盤に交通事故で骨折し、好成績を残しながらも途中離脱してしまったシャスターキン選手。
おそらく2020−2021年シーズンは正ゴーリーとして迎えることになるはずです。
これからのチームを、そしてNHLを代表するゴーリーになる可能性を秘めたシャスターキン選手から目が離せません!!
まとめ
僕の愛してやまないチーム、ニューヨーク レンジャーズのご紹介でした!
これから全チームの紹介記事を書こうと思いますが、それを読む前にレンジャーズファンになってしまってもいいんですよ。笑
歴史と伝統があり、ホームタウンは刺激的で、所属選手は魅力たっぷり。
こんなに良いチームはそうそうありません。
これから上昇気流に乗っていくレンジャーズのファンになって、黄金時代の到来を一緒に楽しみましょう!!
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