何かと変人扱いされることが多い、アイスホッケーのゴーリー。
確かに、スケーターの皆さんとはプレーも見た目も全然違うし、はたから見ると何を考えてるのか想像つかないかも知れません。
ゴーリーには、ゴーリー同士でしかわからないことが多いのもまた事実。
チームにはゴーリーはせいぜい3人くらいだと思うので、意外とゴーリートークができなくて寂しい思いをしている人も多いのでは?
ということで、この記事ではゴリさん的ゴーリーあるあるをご紹介します!
みんなで盛り上がりましょう!
まずゴールに挨拶する
大空 翼くんにとってボールが友達であるように、ゴーリーにとってはゴールが友達です。
試合前には、もちろんゴールに挨拶するところから始めます。
僕はわりと試合中もゴールに話しかけるのですが、自分の思考が整理されるし、落ち着けるのでオススメです!
孤独感も和らぎますよ。
ちなみに、まだ挨拶が返ってきたことはありません。笑
ウォームアップ中にシュート打たれるとイラッとする
ゴールに挨拶し、ゴールからの景色を確認しながら軽くストレッチ!
その後少しスケーティングをして…ってやってる時に、ゴールにシュートを打ってくるチームメートが結構います。
試合前の大切な時間だから、少し我慢してくれー!!と内心思っています。笑
もしかしたらスケーターの皆さんにとっても、その日の調子やスティックの感触を確認するタイミングなのかもしれませんね。
試合前のウォームアップの時間の使い方は、チームでしっかり話し合うようにしましょう!
最初のシュートは簡単なのが欲しい
何試合経験しても、とりあえず1本シュートを止めるまでは何となくそわそわしてしまうもの。
僕はできれば早い時間帯に、クリーンなシュートを打たせて、それをしっかり止めたい!と思うタイプです。
ブルーラインからのシュートを味方がブロックすると、「今のは通して欲しかったー!」と思っています。笑
試合開始直後のブレイクアウェイやオッドマンラッシュはダメ、ゼッタイ!
ピリオド最初のシュートを決められると萎える
各ピリオドの最初のシュートで決められると、「セーブ率0.00%…(´Д` )」とゾッとします。
もしかして、今日の自分は調子悪いのでは…?とドキドキすることもしばしば。
その後何本かシュートを止めればすぐに立ち直るんですが、やっぱり気持ちよくピリオドに入りたいですよね。
ということで、ピリオドの1本目は必ず止める!といつも強く意識しています。
ポストに当たるとお礼をする
ゴールへの挨拶とかぶりますが、ポストに当たって失点を免れた時はゴールを撫でてお礼を言います。
なんてったって、ゴールは友達ですからね!
ちなみに、ポストに当たったのを「ラッキーだね」と言ってくる人がいます。
しかし、僕たちゴーリーは「正しくポジショニングをしたことにより、相手が追い詰められ、コースを狙い過ぎた結果ポストに当たった」のだと強く信じています(事実そうですし!)。
間違ってもチームのゴーリーに「ラッキーだったね(笑)」などと言わないように!
失点した直後はシュートを打たれたい
きっと、スケーターの皆さんは失点後は「絶対シュートは打たせない!」という気持ちで体を張って守ってくれていると思います。
でも、実はあなたのチームのゴーリーは、失点した後はシュートを受けたいかもしれません!
僕は、失点のイメージを払拭するためにも、早めに次のシュートを止めたいと思うタイプです。
さらに言うと、ゴーリーは「セーブ率」という魔物に取り憑かれていることが多いため、失点した後はじゃんじゃんシュートを止めて、セーブ率を高めたいのです!
(そうやって調子乗ってると、また失点してかえってセーブ率が下がったりしますが。笑)
失点した後は、相手にシュートを打たせましょう!
あ、簡単なやつでお願いしますよ!!笑
パワープレーは逆に緊張する
大きな得点チャンスであるパワープレー。
ベンチも観客席も大盛り上がりだと思います。
ゴーリーも、審判が手を挙げた瞬間に「よしきた!」とベンチに元気よく駆け出します!
しかし、ホイッスルが鳴ってゴールに戻ると、ふと思うのです。
「数的優位な状態での失点は嫌だな…」と。
パワープレー中は味方が前がかりになりがちです。
そんな時に結構起こるのが、ディフェンスがシュートブロックされてそのままブレイクアウェイに持ち込まれること!
数的優位での失点は、盛り上がっていた味方の士気を下げ、相手に流れを明け渡すことにつながりがちです。
しかも、パワープレー中のシュートは大体が決定的な形を作られるパターンなので、「さっさと点を取ってパワープレーを終わらせてくれ!」と思っているゴーリーも多いのではないでしょうか?
なんなら僕は、キルプレーの方がセットした状態でシュートを受けられるし、沢山シュートくるし、失点しても「数的不利だから」という言い訳ができるので、キルプレーの方がテンションが上がります。笑
攻め続けている試合はやりづらい
チーム力に差があると、味方がずーっと攻め続けるケースがあります。
こんな試合こそ、ゴーリーにとっては1番の鬼門!
なぜなら、こういう時に受けるシュートは決まってブレイクアウェイだからです!
スケートリンクは当然ながら寒いため、チームが攻め続けているとゴーリーは出番がなく、体はどんどん冷えていきます。
体は固まるし、目もシュートに慣れていない。
そんな状況でポッとブレイクアウェイのピンチが訪れるのは、ゴーリーにとっては最悪です。
しかも、そのブレイクアウェイで失点しようものなら、テンションはだだ下がりです。
チーム力に差があるとその後沢山シュートを受けることも期待できず、セーブ率を上げることもままならない…。
大勝に浮かれるチームの中で、スコアシートに刻まれた失点と自分のセーブ率を見て一人落ち込む経験をしたゴーリーの方、結構多いのではないでしょうか?
試合に勝っても、セーブ率で負けると落ち込む
またまた出ました、セーブ率。
仕方がありません、ゴーリーはセーブ率の魔物に取り憑かれていますから。
例え試合に勝っても、相手ゴーリーよりセーブ率が低いと、なんか釈然としません。
試合に勝って、勝負に負けた感じがしてしまいます。
ゴーリーとしては、「自分がチームを勝たせた」という実感が欲しいのです。
そして、その実感こそがゴーリーであることの醍醐味なのです。
相手よりも多くシュートを受けて勝つ!
これが最高です。
ゴーリー冥利に尽きるとはまさにこのこと。
反対に、「2−1で勝ったのに、自分は被シュート17本、相手のゴーリーは被シュート42本」みたいなのが一番消化しづらくもやもやします。
1失点しかしてないし、セーブ率も94%と十分なのに、もうっ!ってなります。笑
勝利した後、みんながゴールに集まってくれると嬉しい!
最後はこれです!
勝った後は、ゴール前でみんなと歓喜の輪を作りたい!
得点すると、スケーターは集まって喜びますね。
ベンチの選手たちもみんなで喜びを分かち合います。
しかし、ゴーリーはいつも孤独です。
でも、それはいいのです。
ゴーリーは得点することはできませんし、ゴールを守るのがゴーリーの仕事です。
ただ!
試合が終わった後には、その分みんなと喜びを爆発させたいのです!
スケーターの皆さん、ぜひ試合に勝った際には、まず先にゴーリーに駆け寄ってあげてください!
そしてできれば負けた時でも、誰よりも責任を感じているであろうゴーリーのもとに行って、その悔しさを一緒に分かち合ってください!
まとめ
ということで、この記事では僕なりのゴーリーあるあるを10個紹介しました!
もちろんこれは僕個人の感覚なので、皆さんの性格やプレーするレベル、年齢などによって全然共感できないところもあると思います。
ただ、あまりゴーリートークができる友達も周りにいないと思いますので、この記事を肴にチームメートと「自分の場合はこう」みたいな話をして、お互いの理解を深める一助になれば嬉しいです!
試合以外でのあるある紹介や、皆さんからのあるある募集もいつかできたら良いなと思います!
今回も最後までお読みくださりありがとうございました!
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